2020/10/19

IT活用による発達障がい学生の雇用創出に向けた取り組みを開始

大東コーポレートサービスがアーネスト、ダイバビリティ総合研究所の2社と連携

 

大東コーポレートサービス株式会社は、株式会社アーネスト、株式会社ダイバビリティ総合研究所と連携し、11月2日より、ITを活用した発達障がい学生の雇用創出に向けた取り組みを開始します。

 

大東コーポレートサービスは、今後も ITを活用した雇用創出の拡大などにより、多様な人材が活躍できる場を創造していきます。

無料プログラミングスクールを開講

大東コーポレートサービス、アーネスト社、ダイバビリティ総合研究所の3社は、11月2日より、大学などの教育機関に通う発達障がい学生のためのエンジニア特化型プログラミングスクールを開講します。3社が連携することにより、プログラミングの学習機会を提供するだけでなく、発達障がい学生の就労支援として、企業の実務に直結した課題を学習することができます。

3社連携のサポート体制

また、学習修了後の就労先候補が事前に準備されています。大東コーポレートサービスは、パートナー企業として実践的な課題の提供や、職場体験実習の受け入れを担います。今後、本スクールは当社と同様に課題提供やインターンシップの受け入れが可能なパートナー企業を拡大していく予定です。

プログラミングスクールの概略図

プログラミングスクールの募集概要

応募期間 2020年10月16日(金)~
応募方法 https://earnest.ac/eseize/
※申込み、応募に関する問い合わせはこちら
開講日 2020年11月2日(月)
料金 無料
応募条件 大学、大学院、専門学校に通う発達障がいのある18歳以上の学生(学校推薦状が必要)
開講事業所 東京都新宿区、多摩市、八王子市他 順次拡大中
就労移行支援事業所アーネストキャリア、就労移行支援事業所ラルゴ神楽坂 他

障がい者雇用における課題

RPA※等の導入により、将来的にはホワイトカラー領域と言われていた多くの基幹業務が人間からロボットに置き換わると言われています。RPA化によってExcelやWordなどの入力作業が自動化され、一般的な事務作業を担ってきた多くの障がい者の仕事が減少することも予想されます。

 

そうしたなか大東コーポレートサービスでは、アーネスト社及びダイバビリティ総合研究所と連携し、既存の障がい者雇用枠とされていた事務作業領域において、障がい者に本スクールを通じてRPA自体を操作するエンジニアスキルのみならずWEB・IT関連のスキルを身につけてもらうことで、多くのRPA導入企業で必要とされる即戦力となる人材を育成し、障がい者のキャリア形成をサポートしていきます。

 

※ロボティック・プロセス・オートメーション(事務作業を大きく効率化するツール)

大東コーポレートサービスの社会貢献の取り組み

⼤東コーポレートサービスは、障がい者雇⽤を⽬的に、2005年5⽉に⼤東建託株式会社の「特例⼦会社」として設⽴されました。障がいのある⼈も無い⼈も、⼀緒になって働くことの楽しさ、喜びを共有できる職場づくりを⾏っています。 また、⼤東建託グループ各社から500種類を超える様々な業務を請け負い、障がい者雇⽤の促進、グループ間での業務の集約化・効率化に取り組んでいます。

 

独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構が企業における障がい者雇用に関する理解の向上を図る目的で行う、「障害者雇用職場改善好事例」を通算8回受賞するなど、社外からも取り組みが認められています。

各社概要

大東コーポレートサービス株式会社

代表取締役社長 福田 和宣
本社所在地 東京都品川区東品川2-2-8
設立 2005年5月
主な業務 大東建託グループからの事務作業等の受託業務、シェアードサービス業務、名刺作成、看板製作、チラシ・パンフレット等の印刷、図面製本、メールセンターの運営管理
社員数 401名/内 障がい者94名 (2020年10月1日時点)
ホームページ https://www.daito-copo.com

株式会社アーネスト

代表者 水野 聰
本社所在地 東京都千代田区大手町2-6-12
朝日生命大手町ビル3階
設立 2016年3月
事業概要 障がい者を対象としたWEB・IT・RPA、特化型就労移行支援事業、ニューダイバース人材育成他
ホームページ https://earnest.ac

株式会社ダイバビリティ総合研究所

代表者 田沼 泰輔
本社所在地 東京都新宿区中落合2-12-26
設立 2019年5月
事業概要 障がい者を対象とした就労全般コンサルティング、能力開発・キャリア開発企画の実施と運営
ホームページ https://diverb.co.jp

参考資料

発達障がいのある学生は年々増加傾向

独立行政法人日本学生支援機構が行った「平成30年度 障害のある学生の就学支援に関する実態調査」によると、発達障がいのある学生は年々増加し、平成30年度には6,047人となっています。

障がいのある学生数推移

出典:独立行政法人日本学生支援機構「平成30年度 障害のある学生の修学支援に関する実態調査」

発達障がいのある学生数推移

その中でも、コミュニケーションや対人間関係の構築が困難で強いこだわりや限られたものに興味を持つという特徴がある、自閉スペクトラム症(ASD)の学生が近年著しく増加し、平成27年度には2,301人となっています。

発達障がいのある学生数推移

出典:独立行政法人日本学生支援機構「平成27年度 障害のある学生の修学支援出典:に関する実態調査」

お問い合わせ

<本件に関するお問い合わせ>

大東コーポレートサービス株式会社 雇用推進室広報グループ
メール info-dcs@kentaku.co.jp

 

<プログラミングスクール 学生募集について>
発達障がい学生支援プロジェクト事務局
運営:株式会社アーネスト eSEIZE事業部
メール eseize@earnest.ac